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サイバー事件簿 | ポイント

ポイントは、すぐ換金できる獲物

2026年10月、アンケートに答えるとポイントがたまる「infoQ」が不正アクセスを受けました。約89万件の個人情報が持ち出され、会員のポイントはAmazonギフトコードへ勝手に交換されています。現金に近いものを扱う機能は、真っ先に狙われます。

約4分で読めます 出典は記事末に記載

01

会員の問い合わせから、その日のうちに遮断

事件の概要

被害
GMOリサーチ&AIのアンケートサイト「infoQ」
発覚・公表
2026年10月3日に会員の問い合わせで発覚、10月5日に公表、10月14日に第2報
規模
持ち出し894,082件、ポイントの不正交換611件・2,869,500円
原因
サイトで使っていたソフトウェアの脆弱性を悪用した侵入。ソフトウェアの名前は未公表
対応
ポイント交換とサービスの停止、警察への届出、全会員のパスワード無効化、不正交換分の全額補てん
  1. 2026/10/02

    不正アクセス

    使っていたソフトウェアの脆弱性を悪用され、侵入されました。

  2. 10/03 朝

    会員からの問い合わせで発覚

    11時24分にポイント交換を止め、14時15分に攻撃の経路を遮断、15時に外部からのアクセスを止めました。

  3. 2026/10/05

    公表と個人情報保護委員会への報告

    翌6日に警察へ届け出て、7日には全会員のパスワードを無効にしています。

  4. 2026/10/14

    持ち出しは894,082件と確定

    第1報では、保有するすべての948,498件を最大として示していました。

894082件

外部への持ち出しが確定した個人情報。氏名、生年月日、住所、電話番号、暗号化されたパスワードなど。

2869500円

ギフトコードへ不正に交換されたポイントの額(611件)。全額を補てんするとしています。

ポイントが、お金に変わるまで

攻撃者にとって、ポイントはとても扱いやすい獲物です。会員になりすまして交換すれば、すぐに使えて、売ることもできるギフトコードに変わります。

02

ポイントや特典を扱うサイトへ

ポイント、クーポン、プリペイド残高。中小企業のサイトでも、現金に近いものを扱う場面は少なくありません。

換金されないための4つ

  • 1交換や出金の前に、もう一段の確認を交換のときだけ、メールやSMSのコードで本人かどうかを確かめます。
  • 2ふだんと違う交換を自動で止める短時間の大量交換や、同じ交換先への集中を検知したら、いったん止めます。
  • 3サイトのソフトウェアを最新に今回の入口はソフトウェアの脆弱性でした。使っているソフトと版を把握しておきます。
  • 4会員からの声を受け取れる窓口を最初に異変に気づくのは利用者かもしれません。問い合わせがすぐ担当者に届くようにします。

ポイントや会員の窓口、古いソフトのままになっていませんか

ドメインを入力するだけで、外から見えるソフトの版と公開済みの脆弱性を無料で照合します。

出典

※ 本記事は公表された情報と公的統計に基づく一般向けの解説です。攻撃の再現手順は扱いません。各社の最新の発表もあわせてご確認ください。

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