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サイバー事件簿 | 生命保険

438万人分が、止められずに引き出された

2026年6月、アフラック生命保険のシステムが不正アクセスを受け、約438万人分の顧客情報が漏えいしました。金融庁は公表と同じ日に報告を命じています。のちに報じられた原因は、短時間に大量の照会があったときに監視し、止める機能が足りなかったことでした。

約4分で読めます 出典は記事末に記載

01

足りなかったのは、量への歯止め

事件の概要

被害
アフラック生命保険の「アフラック よりそうネット」などのシステム
発覚・公表
2026年6月15日〜25日に不正アクセスを確認、6月30日に公表
規模
顧客約438万人、うち約23万人は銀行口座の情報を含む
原因
短時間に大量のデータ照会があった際に、監視・制御する機能が不足していた
対応
金融庁が保険業法にもとづく報告徴求命令(6月30日)

不正アクセスと聞くと、壁を壊して入る姿を思い浮かべがちです。けれど原因として報じられたのは、壁ではなく量の問題でした。短い時間に大量の照会があっても、それを見張って止める仕組みが足りなかったのです。

438万人

情報が漏えいしたとされる顧客の数(公表時の報道)。

23万人

そのうち銀行口座の情報まで含まれていた顧客の数。

見張るべきだったのは「量」

いつもの利用

ログインして、必要な人の情報をいくつか見る。

今回の照会

1件ずつは普通の照会に見えても、短時間に桁ちがいの件数が引き出されていく。

02

会員情報を持つサイトに、足しておきたいもの

引き出され放題にしない4つ

  • 1照会できる件数に上限を1人が短時間に見られる件数を決めておく。上限を超えたら止まるようにします。
  • 2いつもと違う量を通知する深夜の大量取得や、ふだん見ない範囲への照会に気づける状態に。
  • 3管理者や代理店のログインは2段階認証でIDとパスワードが漏れても、それだけでは入れないようにします。
  • 4画面に出す項目を必要な分だけに口座番号のように重い情報は、見られる人と場面を絞ります。

どれも大企業だけの話ではありません。会員ページや予約システムを持つ中小企業でも、同じ考え方で備えられます。

会員サイトの入口、外からどう見えていますか

ドメインを入力するだけで、攻撃者が最初に見る入口を無料で点検します。

出典

※ 本記事は公表された情報と公的統計に基づく一般向けの解説です。攻撃の再現手順は扱いません。各社の最新の発表もあわせてご確認ください。

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